メタボリックシンドロームを予防すると、そんな生活習慣病までも予防することにつながるのです。そういうわけで、メタボリックシンドロームが進んでからでは改善しようとしても遅いのです。しかしやっかいなことに、動脈硬化の初期に自覚症状が出ることはまずないため、なにかおかしいと感じたときは予防の段階はすでに過ぎており、病気がかなり進行しているということもあります。そしてこれといった体で感じる症状がない場合でも、メタボリックシンドロームと診断できる場合もあるのです。
メタボリックシンドロームの人がかかりやすいと考えられている糖尿病、心筋梗塞、脳卒中は医療費の約30%を占めています。しかしながらその基準値は、日本とWHO、またアメリカとでもそれぞれ違っているのです。メタボリックシンドロームのことを病気と思っている人もいるかもしれませんが、病気につながる状態のことで、病気そのものではありません。メタボリックシンドロームの基準には、2005年に日本肥満学会からまず男性は腹囲85cm以上、女性は腹囲90cm以上と発表されました。
日本人の三大死因といわれている病気はがん、脳卒中そして心臓病になっています。しかし人間ドックは健康診断をよりももっと詳しく調べるものなので、メタボリックシンドロームがどうかを判断するためには健康診断くらいでちょうどいいと思われます。しかもその予防法は、基準値自体で必ずしもはっきり判断できるといいきれるわけではないため、様々に分かれています。そのためにはきちんと健康診断を受け、自分がメタボリックシンドロームかどうか調べてみることから始めましょう。
よく人間ドックは健康診断と同じようなことをするのだと思っている人がいます。内蔵に脂肪が蓄積すると糖尿病、高脂血症、そして肥満症や高血圧、などの生活習慣病が起こりやすくなりますが、このような状態のことをメタボリックシンドロームといっています。メタボリックシンドロームになる前に、つまり病気を併発しないうちに、予防対策をしなければなりません。自覚症状がないということはその予防を大変困難なものにしていて、動脈硬化とわかるところまでいかないど気づかないということもよくあるのです。
ベジデーツ